最後に申すべき事


最後に申すべき事
平成17年9月12日発行


P7
---これまでの経緯

 小生は平成十七年三月二十五日、貴殿に対し「対決申し入れ書」を送附した。
その趣旨は---
 御本仏日蓮大聖人の御法魂まします唯一の正系門家・富士大石寺において仏法が濁乱すれば、「仏法は体のごとし世間は影のごとし、体曲れば影ななめなり」の御今言のまま、日本は必ず亡びる。しかるに貴殿は三大謗法を犯して大聖人の仏法を破壊していささかの改悔もない。その三大謗法とは
 一には御遺命の破壊---大聖人の一期の御遺命が、広宣流布の暁の国立戒壇建立であることは御付嘱状・三大秘法抄に明々白々であるにもかかわらず、貴殿は池田大作に諂って、「国立戒壇論の誤りについて」と「本門事の戒壇の本義」の二冊の悪書を著わして国立戒壇の正義を抹殺し、今日なおも「国主立戒壇」なるたばかりを主張して、国立戒壇を否定し続けている。
 二には戒壇の大御本尊に対し奉る誹謗---貴殿は昭和五十三年。」一月七日、河辺慈篤との面談において、あろうことか戒壇の大御本尊を「偽物」と斷ずる重大な悪言を吐いた。
 三には謗法与同---貴殿は身延派の誇法僧を、再三にわたり大石寺に招き入れた。
この三大謗法は断じて許されざる御本仏への叛逆であるが、これに加え、貴殿はさらに今、法華講員に登山を強要し、営利を目的とした御開扉を強行している。この濫りの御開扉は、戒壇の大御本尊に対し奉る不敬冒涜のみならず、大御本尊に害意を懐く悪人にその隙を与えるものである。



P11
第一章「法主は大御本尊と不二の尊体」の欺瞞

古来、偽者ほど己れを荘厳り箔づけするという。されば返書に云く

「御当代法主上人の御内証は、本門戒壇の大御本尊の御内証と而二不二にてまします」と。つまり〝阿部日顕は戒壇の大御本尊と不二の尊体〟 というわけである。
だが、このたばかりを打ち摧くのに、難しい理屈はいらぬ。教行証御書に云く「一切は現証には如かず」と。汝の所行を見れば、たばかりは一目瞭然となる。


P14
 前には「不二の尊体」「法主即大聖人」といい、ここには戒壇建立は「法主の専権事項」という。
 恐るべきことは、このような法主絶対論を振りかざす者が、もし大聖人の御遺命に背いて己義を構えたら、そのとき仏法は破壊されてしまうのである。







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